Information

作 品 名九州大学伊都ゲストハウス
建 築 主 国立大学法人 九州大学
所 在 地 福岡市西区
施 工 松井建設株式会社

コンセプト

九州大学の創立100周年を機に、九州に世界の研究者と学生が集約する魅力ある拠点を創造するべく、外国人研究者向けの宿泊施設として計画された本施設は、「福岡県森林整備加速化・林業再生事業」における木造公共施設等整備(先駆的施設整備)の補助対象事業でもあり、木材の特性を活かした外国人研究者等を迎えるのにふさわしい木造建築とすることが求められました。
そこで、公共建築を木造で設計するにあたり、木の魅力を最大限に引き出したデザインを目指して、燃えしろ設計により外部への露出を可能とした木柱によって木造建築の力強さを、バルコニーの縦木格子や水平ルーバーによって繊細さを表現しています。内部については、杉羽目板張りの腰壁や杉竿縁の天井などにより温かい環境づくりに心掛けています。また、間伐材などの小径部材の使用が可能な拡張樹脂アンカー工法を用いることで、これからの木造公共建築の発展につながるよう配慮しています。
平面計画については、プライベートとパブリックを明確に分けつつも、中庭を介して柔らかくつなぎ、「奥性」が感じられる日本的な空間構成としています。