Information
作 品 名 | WORLD DIGITAL JOYLANDホテル、住宅 |
所 在 地 | 常州市武進区太湖湾 |
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建築要素 | 非日常的・有機的・先進・快適な住まい |
コンセプト
空想や理想、人間社会における現実と非現実の様々な情景を描いたアニメーションの世界では、作者と主人公そして読み手がそれぞれ何らかの時間軸でつながっています。そのアニメーションをテーマとするジョイランドに訪れる人々が滞在する場所として、建物デザインを時間軸のもたらすロマンで表現しています。 基壇部は古代、中間層は現代、そして頂部は未来への暗示を込め、施設への期待と非日常的な体験の場として、日常生活に刺激を与え、コミュニケーションを活性化させることでしょう。基壇のデザインはまた人類の財産である地球の深層部で世界が繋がり歴史が生まれてきた原点であることも同時に暗示し、平和と共生を希求する交流施設の共通要素となっています。中層部の外観は、有機的な皮膜として様々な環境から人間を柔軟に包む構成とし、頂部はさらにそれを広げて無限の宇宙への神秘にあふれた可能性を提示しています。 一方住宅部分は、生活観のあふれ出しによってジョイランドの娯楽的な雰囲気を損なうことなく、安定した高付加価値の住まいを提供するため、中世から現代まで変わることなく受け継がれてきたイタリア山岳都市をモチーフにしたデザインを、ホテルと共通の基壇の上に構成し、長く受け継がれてきた価値を、 生活の基盤である住宅に表現しつつ、先進の住環境と装備を内包させた、快適な住まいを 実現することを目指しています。