Information
作 品 名 | 大阪市立北稜中学校 |
建 築 主 | 大阪市 |
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所 在 地 | 大阪市北区天満橋1-1-58 |
施 工 | キンキ新生建設株式会社 |
コンセプト
隣接地に国指定重要文化財の泉布観、超高層住宅・オフィス群のOAP、下町風情を残した低層住宅群を控えた北稜中学校は、多様な地域形態の結節点です。低層部を白色レンガタイル、上部をコンクリート打放しに白色カラークリア仕上げ、アクセントカラーとして泉布観の建具・軒裏で使われている緑色を引用し、地域の拠点として歴史を継承しながら求心力のあるシンボリックな形態かつ親しみやすいデザインを目指しました。大ボリュームとなる屋上プール付講堂兼体育館については、縦ラインの要素を減らす為に桁行の柱スパンを広くとり、横長窓、水平ルーバー、ガラリ、PC庇等により水平ラインを強調した伸びやかなデザインとすることで、周辺地域への圧迫感の軽減、通う生徒たちの健やかな発育を促すためのヒューマンスケールな空間形成を心掛けました。