近鉄ハーツ／HUNTING（近商ストア玉川店）・ニノミヤ東大阪店

コンセプト

本用地は近鉄が検車々庫としていたが、Ｓ５７年大阪線五位堂駅付近に総合整備されるに伴いＳ６１年廃止されました。この場所は将来的にモノレールが南進し、近鉄奈良線と中央環状道路との交差部に駅が新設され、また、奈良線も高架になる計画もあります。路地利用の事業として、“生活遊楽村（くらしゆうらくそん）”というテーマのもと、近鉄企画室を中心にテナント、設計事務所などが参加し、合議・調整の末、計画をまとめ上げました。施設配置は中心のモノレールを囲む形で、生活環境・家具・スポーツ用品・電化製品などの物販と飲食店舗群の各店舗が有機的に連絡し、外周に駐車ゾーン・植栽帯を配する構成となっています。複合商業施設でありながら、分棟としてテナント各社の個性が表現され、相乗効果によりユニークな空間を生み出しています。夕暮れにはそれぞれ工夫された照明・サイン・店舗からこぼれる灯など光の演出が、この村を訪れる人や電車で行き過ぎる人々の目を楽しませてくれます。