
Information
作 品 名 | Thailand Pavilion World Expo 2025 ウィマーン・タイ~VIMANA THAI~ |
所 轄 | Ministry of Public Health [MOPH] |
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総 合 監 修 | Joint Venture RMA110 |
コンセプト・デザイン | Architects 49 [A49] Rightman |
コーディネーター | (株)アーキテックパートナーズ 一級建築士事務所 |
設 計 監 理 | (株)徳岡設計 |
設 計 協 力 | (株)現代建築研究所 |
防 災 設 計 | (株)VOL-i Architect Studio (株)九門 |
構 造 設 計 | 斎藤 公男(日本大学名誉教授) 基本設計:(株)コウゾウケイカクロナンナン 実施設計:名構設計 |
設 備 設 計 | (株)明野設備研究所 |
施 工 | 総合:タフズ・ヤマモト・Acala建設共同企業体 展示工事:(株)日本電装 |
写 真 | 松村 芳治 |
コンセプト
「ウィマーン・タイ」(VIMANA THAI)と名付けられたタイパビリオンは、タイの知恵に根ざした「SMILE」のコンセプトで、現地の知恵とイノベーションを融合したタイのアイデンティティを表す。「免疫力」をテーマとするタイパビリオンは、伝統行事や食文化、自然資源や生活様式を起源とする医療や公衆衛生、健康文化に焦点を当てて構成されている。免疫力を高めるアロマの香りを楽しんだり、ハーブドリンクやタイ料理も販売されている。館内でタイマッサージを体験することもできる。パビリオンの屋根やミラーパネル、床材など外装材の多くはタイから調達しており、そのため避難安全検証によりカーテンウォールの排煙窓の免除申請を行なった。短期間の利用であることから構造的には解体工事を含むコスト削減、工期短縮のため、鉄骨基礎及び地中梁を採用している。伝統的な屋根の曲線にこだわった。半面が鏡に映る虚像の大屋根構成は、過去・現在・未来、の包容力のあるタイ社会を象徴的に表現している。入口正面には繁栄と長寿のシンボルである象のオブジェが置かれ、来館者を優しく迎え入れてくれる。



