ゆずり葉の歩み

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ゆずり葉の歩み

2012年 年頭訓示

Happy New Year1

平成24年 年始挨拶 変わるものと

変わらぬもの、変えねばならぬもの

明けましておめでとうございます。本年は世界のリーダーの交代期にあたり、国際情勢の激動が予測されます。古来より変化を望まず「お変りありませんか?」が決まり文句である日本人にとって、大きな転換期になるものと思われます。我々はこの変化を鋭敏にとらえて好機となすよう備えねばなりません。TPP交渉とともに建設市場の開放が話題にも上がるでしょう。これまでにも段階的対応が行われてきたWTO案件などを引き合いに、自分には関係ないことでは済まされなくなるでしょう。現時点では貿易や関税に関わる事項よりも専門領域においては資格制度が重視されるため直ちに影響はないとされていますが、建築教育や設計技術においてシンガポールや香港、韓国と国外市場での競争が熾烈になり、やがて国内においても勝ち残った会社がその国の技術者、資格者を雇用して受注競争に参加するようになるのは必至です。幸か不幸か建設業界には農協ほどの組織力がないばかりか危機感すらも感じられません。将来この業界において主体性を持って仕事をし続けるためには、一層の技術研鑽、品質管理能力を磨くしかないのはいうまでもありません。

当社は昨年、徳岡設計と改称しましたがその理念は不変です。お金では買えない空間の価値を創造する企業として持続的、確実に成長させたいと考えております。12月末に特定された国土交通省中部地方整備局のBIM試行プロジェクトも新年早々スタートしますが、これは可視化によって消費者、発注者により分かりやすく設計内容を説明する手段であると同時に施工技術面でも大きく革新的な情報伝達手法になります。いち早く技術を習得して他社に先駆けると同時に本来の目的である「良い建築創り」に有効な手段であることを検証していかなければなりません。つまり目的は変わらないのです。そして変えなければならないのは時代に即応した情報と道具を活用することなのです。name1

Happy New Year 2Photo:2012年 新年祝賀式にて

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国際貿易紙2011年12月27日・2012年1月3日号で徳岡浩二が紹介されました。

国際貿易1

日中貿易業界、中国経済関係分野の唯一の全国紙

国際貿易紙2011年12月27日・2012年1月3日号

トップにインタビューにて、徳岡浩二が紹介されました。

中国で、弊社がまちづくりにどのように寄与していくかをお話させていただきました。

ご一読ください。

国際貿易3

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『賢者.tv』で徳岡浩二が紹介されました。

賢者 徳岡

”時代を創る500人の改革者たち”というコンセプトで取材を受け、生い立ちを通して、建築に対する強い想いや考えをお話させていただきました。バナーをクリックすると、Web動画をご覧になれます。

賢者.tv

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2011年 年頭訓示

syotyo 明けましておめでとうございます。
地域によっては大雪の影響もありましたが、皆さんそれぞれにお正月をゆっくりと過ごされたことでしょう。
さて今年はいろいろな意味で国際経済、政治にとって大きな転機、変化が起こることが予測されますが、当社にとっても大きな意味を持つ一年になりそうです。年頭に当たり組織としての目標をもう一度確認しておきたいと思います。
*建築の持つ社会性の追求
*建築の持つ芸術性の追求
*良識のある品質、コスト、工程管理

この建築の社会性という概念は当たり前のようでありながら抽象的で曖昧なテーマにも感じられます。具体的に何を追求し、どういう成果を期待しているのかがわかりにくいため、共通した方向性を見出しにくく、評価も多様になりがちです。それは社会というものが常に変化し、主体的なありようが明確になりにくく理想像の認識が、なんとなく納得できそうでありながら、実はそれぞれに異なっていることにあると思われます。それに対して芸術性、経済性、業務期間は建築主からいわば契約上の条件として提示されることも多く、個別具体的に与えられる概念であるため、それにしたがって業務を遂行することは義務とも言えるわけであり、達成度も評価も認識が容易で共通の方向性を見出すことも出来ます。
しかし社会性が目標の最初に挙げられていることを再確認しておきたいと思います。
ではここでいうのはどんな社会なのでしょう。現代社会は様々に表現され、具体的な目標をそれぞれ認識することが可能ですが、成果はそれぞれに検証されているとは言い難いのが現実でしょう。たとえば情報化社会について私たちは現在得られる最新の方法を活かして業務の効率化、迅速化を目指し、または設計の成果として業務上提示しているでしょうか。同じように国際化社会、高齢化社会、循環型社会(低炭素社会)についても普通に、いわゆる常識的な共通認識として取り組んでいるのではないでしょうか。これはつまり何気なく与えられるままに日々を暮らしているのと変わらないとも言え、それを見直していくことが主体的、自主・自立的な業務姿勢であり、とても重要であることがわかります。今年は組織として議論し具体的な対応を超え、追求していくことで他社との相違を見出して成長につなげたいと思います。特に近年において顕著な変化が見られる消費者中心社会について業務上の対策をとることで会社、組織としてのリスクを低減しながら競争を制することが出来ると確信しています。ともに努力して来年にはその成果を確認しあいたいと思いますのでご協力、創造的な参加をいただきたいとお願いしておきます。

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shugoPhoto:新年祝賀式にて

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建築士と建築士会がなすべきこと―No.1

2010.3建築人2010.3 建築人  No.549 建築士の行方 ―これからの課題と展望―
「建築士と建築士会がなすべきこと」

◇低成長・縮小経済に生きる知恵
 前世代も含めて現代の日本を生きる我々は、右肩上がりの経済状況しか知らない。低成長ならまだしも縮小経済に対処する経験がない、というよりそれに対する想像力、創造力が欠如しているのが問題で、さらに悪いことに世界の現代史や政治経済に関する学習が不足していて近未来への回答を見出せないようだ。不況という言葉を数年来、毎日のように耳にしてきたが、そのうち好況になると考えるのは空虚な幻想であり、国力を考えればこんなものではないかと思えてならない。わが国の建設業界は一部企業を除き、高度経済成長と戦争特需をはじめとする輸出による貿易黒字の恩恵を国内で享受し、甘やかされて育ってきたが、大きな過渡期を迎えている。その主因は少子高齢化にともなう社会的な老化にある。人間の高齢化の性状は、右肩下がりに回復と停滞の波を描きながら身体能力が徐々に低下し死を迎える。沈滞する日本社会も同じように波を描きながら好不況に一喜一優するが、遠めで見るとはっきりと、成熟ではなく老いと衰弱に向かっているのが判る。しかし一国が社会的に老化しても地球全体で見ると局地的現象に過ぎず、島国日本が国際状況を体現しているわけではなく、確かなことは資源と食料を自給できない国が、豊かなはずは無いということだ。マスコミの論調は、他国を批判することで国内的に精神的安定をかろうじて保っているようにも感じられる。

◇建築界の混迷の主因
 わが国における建築士の平均年齢はほぼ60歳に達しており、情報化社会における実務の第一線で働く30から40歳代は35%に過ぎない。しかも失われた10数年といわれる環境の中、若手世代には実績が少なく、短時間で完結させる能力や責任感が充分に身についていない。一方大半を占める50歳以上の建築士は、利権を確保して生活を守るために、建築士の新規登録を絞り、設計者選定も実績重視とし、国が借金までして見通しのない将来の仕事までやり尽くしてきた。情報公開もプロポーザルもすべて経験年数や実績が重視されていて、コンペはほとんど無く、少数派の若い世代にとって希望を見出せない状況となっている。建築士だけでなく会計士など他の資格も同様に労働人口バランスに偏りがあり、資格取得に関する世代間不公平は著しい。新しい領域を切り開くには若い力が不可欠なのだが、この既得権社会と自己中心的な利益誘導、そして自己浄化力のない業界体質が、建築の魅力や誇りを傷つけ、多くの優秀な人材が他業界、他国へと追いやり、生産能力を低下させた。また経験と技術によって業界の基盤を支えてきた職人たちも高齢化し、もはや余力はわずかとなっている。将来を考え優れた人材を活かすために、公正公平な視点を持って均衡の取れた人材育成と新陳代謝を進めることが不可欠である。
徳岡浩二

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