県産材利用を促進する「とくしま木づかいセミナー」(とくしま木づかい県民会議主催)が9日、徳島市の徳島グランヴィリオホテルであり、製材業者や林業関係者ら約120人が耳を傾けた。大阪・関西万博でクウェート、ウズベキスタン、タイのパビリオンを設計した徳岡設計(大阪市)の徳岡浩二代表取締役が講演。

徳島をはじめ各地の約300本の丸太を使ったウズベク館について 「とにかく時間がなかった」と、工期に間に合わせるために行った手続き上の工夫を紹介した。

国産木材の利用を促す制度を設けた東京都港区の大石佳奈係長(海陽町出身)による講演や、県産材を使った県庁の展望者ロビー 「CO-CAGE (こかげ)」の見学もあった。(林啓二)