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『夜久野ふれあいプラザ』が『2007作品選集』に掲載されました

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夜久野ふれあいプラザ

<抜粋>① 将来の増改築を考えた全面ピットと大スパン躯体
     ② 乾式外断熱とペアガラス断熱木製サッシュ
     ③ パッシブソーラー喚起や自然採光の活用
     ④ 雪対策を施した深い庇と耐久性の高いチタン製屋根
     ⑤ 少人数で監理しやすい効率的な平面

 本施設は文化・行政ゾーンにおける「夜久野の顔」として美しい山並みを背景に、国道9号線に沿って流れる牧川に面して計画された。複合メリットを活かすため、施設全体の効率的な運営管理を担う事務室を中心に、住民が最も行政サービスを実感できる図書館を文化ホールと連携させ、情報発信拠点として前面に、プライバシーが要求される保健センターを南の奥にゾーニングした。中央を貫く伸びやかなアプローチは、積雪や降雨時にもやさしく利用者を施設に導くだけではなく、オープンスペースでのイベントなど、多様な住民活動を支え、隣接する保育所の交流促進や利便性の向上にも役立っている。
 パッシブソーラーシステムによる省エネルギー効果をもたらす「さや屋根」(2重屋根)と深い庇に包まれた建物の床下部には、造成時における埋め戻し土量の抑制と将来の増改築や設備更新に考慮して地下ピットが設けられており、テラコッタや檜に覆われた外断熱壁とペアガラスを使用した木製断熱サッシが構成する空間には、気のぬくもりがふんだんに生かされ、トップライトから降り注ぐ自然光を明るく拡散する木製ルーバーや珪藻土の塗り壁が、居心地良い室内環境を提供している。豊かな緑に包まれた集落の風景と融和する建築が、地域への愛着と誇りを育み、末永く住民相互の親睦の拠り所となることを願っている。

 

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