ゆずり葉の歩み

設計作品

受賞暦

お問い合わせ

トップページ > ゆずり葉の歩みトップ > 掲載情報(各誌) > 『高島市立静里なのはな園』が『建築と社会』に掲載されました

ゆずり葉の歩み

『高島市立静里なのはな園』が『建築と社会』に掲載されました

高島市立静里なのはな園

2005.12  建築と社会 / 高島市立静里なのはな園

 湖西から湖北に連なる山並みは豊かな水と緑を育む平野を形成し、琵琶湖に至ります。この自然の恵みを有効に活用し、環境に負荷の少ない施設をつくることを目標に設計を進めました。計画地の大きな特徴は、陽当りが非常に良く一年を通じて北西の風が吹き、また伏流水としての地下水が豊富なことでした。太陽の恵みは、温水パネルによる温水供給、太陽光発電はもとより、2重構造の屋根(さや屋根)自体をパッシブソーラーシステムとして活用し、夏は断熱性能の向上、冬は新鮮空気を余熱して取入れて負荷を軽減しています。トップライトは2階のみならず1階へも光ダクトを通して自然光を導きいれ、照明は目的に応じた明るさで使えるように配置することで省エネルギーの空間づくりを心掛けました。
 保育室は熱負荷条件の良い真南に向けて、北面の窓から北西風を取り込む風通しの良い諸室配置で、夏も心地良い風が園舎を流れます。また、豊かな地下水をトイレなどの洗浄や園庭の散水、ビオトープとしてのせせらぎにも利用しています。
 空調は、基礎下部に長さ4.5mのアルミ製の杭を44本設置、その中に外気を取込み園舎内の床組みの間に吹出し、床面の随所に設置した吹出口から室内に至り、トイレや天井際の吸気口から排気する地熱利用の循環換気システムを採用し、冬でも室温を13度程度に保つことができます。夏には床から心地良い冷気か感じられることで子どもたちに大地の恵みに触れられる優しい環境を創出しています。

page_top
Copy Right (c) 2009 Tokuoka Masakatsu Architects.LTD All Right Reserved