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『新高の家』が『ハウス&ホーム』に掲載されました

1994.7 ハウス&ホーム 小さな敷地に建てた広々住宅 『新高の家』
車庫と倉庫の鉄筋コンクリート造の上に木造で住宅部分をつくった3階建て
この家の敷地は東隣の母屋の駐車スペースであった場所です。敷地を有効に利用するために、1階が鉄筋コンクリート造(RC造)で、2・3階が木造の混構造の3階建てになりました。
狭小敷地では木造3階建ても考えられますが、木造3階建て規制による開口部の制限や防火上の処理などの規制があるために、それらのゆるい混構造としたわけです。
1回は車庫と倉庫なので、RC造にすれば防火上もクリアできます。また、車2台分のスペースが必要なことと、3階建てとすることから重いものを貯蔵する倉庫も確保したいところです。
2階と3階は木造です。住居部分を木造にしたのは、木の材質のぬくもりが得られ、間取りが柔軟に計画できるからです。3階建てでは上下階の往来が多くなるので、階段の位置と幅員がポイントになります。この家では芯心を1050㍉とって、普通の階段より幅広くしてゆとりを持たせています。
また、水回りもポイントの一つです。3階に水回りを配置する場合は公営水道から直接配管できるかどうか、事前に確認する必要があります。それができなければ受水槽とポンプを設置しなければなりません。この家では水道の圧力が高かったので、3階の浴室、洗面所には、ポンプを使わずに直接水道管から引き込むことができました。
2階に約7.5畳の庭があります。ふだんの生活ゾーンが2階になるので、RC造の屋根を利用して人口庭園をつくりました。居間から眺めることができる庭園は、対面する建物に対する緑のスクリーンです。四季折々に咲く草木やベールとして垂れ下がる茎物は、地上の庭の植栽とも調和するように選んであります。
3階は寝室と水回りに広めの収納部があります。日照を確保するためにトップライト(天窓)を効果的に使いました。しかし、トップライトをつけるに当たっては雨もりや結露、熱割れによるガラス破損に対処し、さらに夏の直射日光を遮断する対策をとっています。
能舞台のある家・エミール・ガレのあるゲストハウスが『住宅作家・住宅作品特集』に掲載されました
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(一部抜粋)建築主の好みによるが、住宅は木の張らない住み易く長持ちするのが良いと思っています。一生に家を建てることはなかなか難しいので前の世代が自分の代も使える家を残してくれればとても助かります。木造在来工法の家は増改築し易いのでこのニーズに合っています。もちろん立地条件にもよりますし、さらに良い棟梁にめぐり合うことも至難となりました。いつも、この家で木造住宅の設計も最後かなあと思いながら骨太い木柄に魅力を感じています。
徳岡昌克
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