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『大阪府立吹田支援学校』が『環境建築ガイドブック』に掲載されました
大阪府立吹田支援学校(大阪府立吹田養護学校)
<抜粋>
小・中・高等部一貫の養護学校であるこの建物は、子どもたちの長期間にわたる生活・成長の場として計画された。敷地の広さを生かした太陽エネルギー利用と、建物が使用されない夜間の電力利用など、学校用途の特性を上手に生かした環境共生の手法がちりばめられている。
太陽エネルギー利用としては、コンパクトな配置計画によりグランドと中庭の日照を確保している。中庭のトップサイドライトは教室の照度を補い、さらに屋上にはソーラー給湯・発電システムが導入されている。
またバルコニーの植栽は東西方向の日射遮蔽をしている。深夜電力利用としては氷蓄熱空調・蓄熱式床暖房が導入され、ほかにも雨水の散水利用、コンポストの設置が見られる。
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POINT !
◇ソーラー一ステムによる省エネ
◇雨水などの再利用による省資源化
◇植栽による緑化と日射調節効果
◇生ごみ堆肥化による資源循環
◇夜間電力による資源効率的利用
すみれ小学校校舎の第2期改築に伴う実施設計(特定)が『建通新聞』に掲載されました
すみれ小学校2期改築
【城東】大阪市年整備局は、すみれ小学校校舎の第2期改築に伴う実施設計を簡易プロポーザル方式で選定した結果、徳岡昌克建築設計事務所(北区)に特定した。本年7月の簡易プロポで予定者となった桝谷設計が辞退再選定したもの。納期は2008年3月末。建築本体工事の発注は08年度になる見通し。
2期整備は、北側の既存の校舎の東半分と東側校舎の一部を解体した跡地に、鉄筋コンクリート造3階建て延べ2,800㎡の校舎棟1棟を新築する。実施設計ではプレハブによる仮設校舎約400㎡の設計と既存校舎(鉄筋コンクリート造3階建て延約2,800㎡)の解体設計も一括して行う。所在地は古市2-6-46.
現在、山口工務店が1期工を施工中で、北側校舎の西側半分の建て替え(鉄筋コンクリート造3階建て延べ1,998㎡)を進めている。完成予定は08年2月末。
第1回住み慣れた我が家を維持しつつ、安心・快適を加えるリフォーム
◇もとの姿に再生するのもリフォームの大切な仕事
住宅のリフォームというと、新築そっくりに生まれ変わるイメージが一般的ですが、高度な技術を駆使して、昔のままに再生するというスタイルも、リフォームの重要な役割のひとつです。とくに、建築的に文化価値の高い建物などは、外観はさわることなく、強度や安全性を高めてリフォームすることが求められます。
阪神大震災直後、半壊状態になった芦屋のある邸宅から、リフォームを依頼されたことがありますが、その時も「もとの姿に戻してほしい」というのが施主の要望でした。この邸宅は、谷崎文学の映画撮影にも使われたことがある素晴らしい日本建築で、そのままの姿で残していくことに大きな意義があります。ところが、震災時の激しい縦揺れで、屋根棟が母屋から吹っ飛ばされてはずれた状態になっていました。ゼネコンに相談したところ、「撤去解体して新築する方が簡単」といわれ、私に相談がありました。
ゼネコンの指摘はある意味正しくて、技術的にもコスト的にも新しい建物を建て直す方がはるかに楽だし効率的です。しかしそれでは、ここまで維持されてきた名建築が、歴史の中から消えていくことになります。こういう時こそ、高度なリフォーム技術が求められます。
丁寧につくられた日本の木造住宅というのはたいしたもので、上手に補強したり、リフレッシュしてやれば、それぞれの部材はそのまま使えます。ですから、優秀な大工の手にかかれば、昔のままの姿に戻すのは、そう難しいことではありません。この時も、端麗な過日の建物をそのまま甦らせることができました。
お住まいのご家族には、高齢者がおられましたので、住宅用エレベーターを設置するなど、随所にバリアフリー改修を施し、生活の快適度は格段に向上させることができました。外見はそのままに、中は安心・快適にという、リフォームの基本形です。
◇“うつし”は「型を踏襲する」日本の伝統的な技法
同 じく芦屋のあるお宅からは、「住み慣れた家をそのまま都心部に移築してほしい」という依頼を受けたことがあります。日本住宅の古材には、今では入手できな いような希少な木材が使われていることが多く、この邸宅でも廊下の1枚板など、見事な古材が多数ありました。そうした部材にはすべてプレーナー(カンナ) をかけてリフレッシュさせ、新しい住宅にそのまま使います。そうすると、見た目は新築同様ですが、長年見慣れた住宅の古材が使われているわけですから、室内にはどこか懐かしくて温かい空気感が漂います。本物素材だからこそできる、とても贅沢なリフォームのひとつだと思います。
こ のお宅には、見事な座敷がありましたので、この部屋だけはそのまま移築することにしました。こうした作業は、日本の文化芸術に古くからある、“うつし”と いう技法と同じです。このように、古き良さを引き継ぎながら、新しい場所の良さを生かすという創造的な作業が、リフォームには求められます。
伝統芸能や工芸の世界ではよく、「型を踏襲する」という表現を使いますが、うつしとは先人の優れたデザインやテクニックを、そのまま使わせてもらうというや り方です。そこには、素晴らしい資産を遺してくれた先人に対するリスペクトの心があり、完成された美は何の手を加えなくても美しい、だからそのまま踏襲す べきという考え方があります。
建築の世界でも、うつしの技法はよく使われますが、文化伝統に対する深い造詣が必要になりますので、なまじっかな新築よりクリエイティブな作業といえます。 そういう意味でもリフォームは、高度な技術力と創造性が求められる仕事です。新築が中心の建築士や大工ではできないリフォームなども多々あり、技能レベル差がはっきり出てくる分野です。
◇リフォームで見直される和の空間づくり
しっ かりした日本建築の価値が見直されているように、最近のリフォームでは、和の空間づくりを依頼されるケースが増えています。和の空間のエッセンスという と、縁側に代表されるような中間的な領域です。間の取り方や、やわらかく区切るといった役割を持った空間をしつらえると和のムードがより上手に演出できます。
また、和は薄くて軽いという特長もあります。そこから、十二単や襲の色目のような、重ねや合わせの文化が生まれたわけで、室内をデザインする際にも、軽快で薄いものを多く重ねるようにすると、センスよく和のエッセンスを取り込むことができます。
『夜久野ふれあいプラザ』が『2007作品選集』に掲載されました

<抜粋>① 将来の増改築を考えた全面ピットと大スパン躯体
② 乾式外断熱とペアガラス断熱木製サッシュ
③ パッシブソーラー喚起や自然採光の活用
④ 雪対策を施した深い庇と耐久性の高いチタン製屋根
⑤ 少人数で監理しやすい効率的な平面
本施設は文化・行政ゾーンにおける「夜久野の顔」として美しい山並みを背景に、国道9号線に沿って流れる牧川に面して計画された。複合メリットを活かすため、施設全体の効率的な運営管理を担う事務室を中心に、住民が最も行政サービスを実感できる図書館を文化ホールと連携させ、情報発信拠点として前面に、プライバシーが要求される保健センターを南の奥にゾーニングした。中央を貫く伸びやかなアプローチは、積雪や降雨時にもやさしく利用者を施設に導くだけではなく、オープンスペースでのイベントなど、多様な住民活動を支え、隣接する保育所の交流促進や利便性の向上にも役立っている。
パッシブソーラーシステムによる省エネルギー効果をもたらす「さや屋根」(2重屋根)と深い庇に包まれた建物の床下部には、造成時における埋め戻し土量の抑制と将来の増改築や設備更新に考慮して地下ピットが設けられており、テラコッタや檜に覆われた外断熱壁とペアガラスを使用した木製断熱サッシが構成する空間には、気のぬくもりがふんだんに生かされ、トップライトから降り注ぐ自然光を明るく拡散する木製ルーバーや珪藻土の塗り壁が、居心地良い室内環境を提供している。豊かな緑に包まれた集落の風景と融和する建築が、地域への愛着と誇りを育み、末永く住民相互の親睦の拠り所となることを願っている。
『兵神装備技術研究所』が『JIA現代日本の建築家』に掲載されました

兵神装備技術研究所 詳しくはこちら
コンセプト
敷地は湖北の美しい自然の中を走り抜ける北陸自動車道に直面しています。グラスファイバーシートの合わせガラスのダブルスキンを透して入り込む光が、人間性豊かな穏やかな和の雰囲気を醸し出すと共に、パッシブソーラーの考え方を導入して企業の先進的イメージとI.S.O14001に取り組む姿勢を品良くアピールできる宣伝効果の有るデザインとしています。このダブルスキンにより障子紙を透かしたような穏やかな光を採り入れ、断熱、対流による室内通風、高速道路よりの遮音効果を得ました。
竣工後、2年目を迎え、その間このプロジェクトで私たちが意図した省エネルギー計画の成果を観察してきました。当初の狙いは作業エリアの室内温度を年中25℃に保つことでした。春や秋にはダブルスキン内のベンチレーションを利用して対面窓より心地良い微風を取り入れ、冬の融雪時にも屋根のトップライトとあいまって室内温度も追加の暖房エネルギーは不要でしたが、夏の高温多湿の外気温が30℃を超えるような時は補助的に井戸水利用の移動式クーラーを使っています。結果的に空調で74%、照明で80%のエネルギーを削減しています。





