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リフォームで建築士を使うメリット

プロの知恵を上手に活用して、安心リフォーム

◇海外製のインテリアはプロにチェックしてもらおう。リフォームの打ち合わせの席で中心になるのは、たいてい奥様です。一般的なリフォームの場合、インテリアは、国産メーカーの分厚いカタログから選ぶのが普通ですが、そうするとどこにでもありがちな、似かよった部屋になってしまいます。メーカー各社が推奨するトレンド商品が選ばれる確率が高いわけですから、それは当然といえます。しかし最近では、それでは満足できない、個性的なインテリアを要望する女性が増えています。そういうこだわり派の女性の場合、とくに輸入家具や海外物のインテリアなどを要望されるケースが多く、リフォーム業者で入手できない場合は、自分で海外に直接発注して調達されるケースもあるようです。しかし、そういう場合はよくよく精査して発注しないと、日本の規格サイズではないので取り付けられない、イメージと違ってデザイン的にバランスがとれていないなど、あとで困ることがよくあります。そういう時こそ、我々のような建築士やインテリアのプロに管理してもらうのが得策です。取り付け施工面のチェックはもちろん、デザイン的におかしなことにならないか、プロならではの視点で、きっちり管理をしてもらえます。

◇カタチにはすべて意味がある。また、デザイン面でも、プロに任せるのと、そうでないのとでは、歴然とした差が出ます。女性の場合、インテリアなどについてはプロ顔負けの知識と情報量を持っている方が多く、私のようなインテリアを学んだ人間でも、驚かされることがままあります。打ち合わせの時でも、山のように積まれたインテリア雑誌を資料として持ってこられたり、インターネットで見つけたイメージ写真をたくさん持ち込む方がおられます。また、イタリアの地中海風とか、フランスの南プロバンス風といった、雑誌などで見た憧れのイメージを言葉でリクエストされる方も増えてきました。それはそれで良いのですが、自分自信の確たる嗜好やニーズなしに種々雑多なイメージだけのコラージュでいくと、結局はしばらくすると、何か安っぽい陳腐なものになってしまいます。デザインには賞味期限がありますし、流行ものはとくに、あとで見るとチープに感じるものです。模倣や上辺だけのイメージでは、せっかくリフォームをしてもあまり意味がないと思います。カタチにはすべて意味があります。この空間を使う人間にとって必要な機能や、この空間ならではの特性など、本質的な要素を整理していくと、自ずと浮かび上がってくる解答があります。そういった本質的、根源的なエッセンスをつかみとってデザインをするのがプロの仕事なのです。「美学」とは、合理的に説明がつくものです。
デザインの本質とは、工学的にも美学的にも意味があるカタチを追求することにほかなりません。ですから、しっかりしたプロにリフォームを頼めば、対価に見合ったデザインを、きちんと提案してくれるはずです。

◇バリアフリー工事もしっかりしたプロでないと不安また、バリアフリーなどのリフォームニーズも最近は増えていますが、安全性についても、専門のプロは知識が深いので安心です。よくあるのが、バリアフリー工事なのに、上辺だけの工事というリフォーム業者です。階段に手すりを取り付けるのに、石工ボードの上にボードアンカーで止めているような業者がいますが、これは論外です。しっかりした強度を確保できなくては、バリアフリーとはいえません。いい加減なリフォーム業者だと、知らぬ間にこうした欠陥工事が進んでいるので、注意が必要です。ただ、バリアフリー工事に関しては、どこまでお金をかけるのか、合理的に判断することも必要です。あまりにも多大なコストを投下するのは考えものです。もしかしたら、有料老人ホームに移る方が、いろいろな意味で得かもしれないからです。我が家で家族とともに、安心して住み続けることにどれだけの価値を見いだすのかで、自ずと許容できるコストは決まってくるはずです。ご自分のニーズはどのあたりにあるのか、個別にじっくり検討してみる必要があると思います。徳岡浩二

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