ゆずり葉の歩み

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ゆずり葉の歩み

個人住宅4軒が「建築家カタログ2006-2007」に掲載されました

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桜井の家 紅葉橋の家

生活シーンをデザインする-住宅設計は住まい手の描くライフスタイルを空間に昇華させること。メーカーの企画や設計者の趣味を押し付けることではありません。環境を創出する技術を礎に、対話によって育まれる芸術派、そこにしかない一人ひとりの個性の形象となります。家族の健康と安全を守り、豊かな人生と夢を包む背景を手作りするプロセスは、きっと楽しく心に残るひと時となるでしょう。(徳岡浩二)

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能舞台のある家 福山の家

家は60年も100年も風雪に耐えていくものです。家は人を守り人を育て伝統や文化を継承し、明日を生きぬく力を与えてくれます。このような気持ちで家作りに精進したいと思っています。image014(徳岡昌克)

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『ネクスタウン鶴見東』が『建築と社会』に掲載されました

Nextown茨田大宮2005.12 建築と社会 / ネクスタウン鶴見東

配置計画
敷地は大阪市の東部、茨田大宮に位置する。南北に400m、東西に23mと細長い敷地を8ブロックに分け、その単位ごとに公的でもあり私的でもあるインナーコモンを設け、コミュニティーの形成を促すかたちをとった。住棟は中庭を囲む配置とし、2階レベルをデッキでつなぐことにより、中庭1階レベルが車路となり歩車分離を実現した。屋根の架け方に変化を加え、外壁面に出入をもたせ、坪庭に植栽を配するなどリズミカルで戸建感覚を伴ったまちなみを演出するよう心掛けた。
住戸計画
共同住宅ではあるが全住戸を3階の連続建てとし、2階にはデッキからアプローチする玄関、1階には道路及び通路からアプローチする入口を設けた。1階に主寝室、2階にLDK、3階に個室を配し、ルーフテラスを用いて明るく風通しの良い住戸となるよう計画した。1階には全住戸、カーポートとしてのピロティを設け、戸建て感を高めた。
空間計画
今回の住宅の計画においては戸建て住宅と集合住宅の中間的存在として、その両面を持たすことを考慮した。1階からは戸建住宅、2階からは集合住宅とアプローチするレベルによって違う空間構成となっている。これらの異なるつながり方のなかで、人々の生活がいきいきと絡み合って新しいコミュニティーが形成され、賑わいのあるまちなみが創られるよう計画した。

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『高島市立静里なのはな園』が『建築と社会』に掲載されました

高島市立静里なのはな園

2005.12  建築と社会 / 高島市立静里なのはな園

 湖西から湖北に連なる山並みは豊かな水と緑を育む平野を形成し、琵琶湖に至ります。この自然の恵みを有効に活用し、環境に負荷の少ない施設をつくることを目標に設計を進めました。計画地の大きな特徴は、陽当りが非常に良く一年を通じて北西の風が吹き、また伏流水としての地下水が豊富なことでした。太陽の恵みは、温水パネルによる温水供給、太陽光発電はもとより、2重構造の屋根(さや屋根)自体をパッシブソーラーシステムとして活用し、夏は断熱性能の向上、冬は新鮮空気を余熱して取入れて負荷を軽減しています。トップライトは2階のみならず1階へも光ダクトを通して自然光を導きいれ、照明は目的に応じた明るさで使えるように配置することで省エネルギーの空間づくりを心掛けました。
 保育室は熱負荷条件の良い真南に向けて、北面の窓から北西風を取り込む風通しの良い諸室配置で、夏も心地良い風が園舎を流れます。また、豊かな地下水をトイレなどの洗浄や園庭の散水、ビオトープとしてのせせらぎにも利用しています。
 空調は、基礎下部に長さ4.5mのアルミ製の杭を44本設置、その中に外気を取込み園舎内の床組みの間に吹出し、床面の随所に設置した吹出口から室内に至り、トイレや天井際の吸気口から排気する地熱利用の循環換気システムを採用し、冬でも室温を13度程度に保つことができます。夏には床から心地良い冷気か感じられることで子どもたちに大地の恵みに触れられる優しい環境を創出しています。

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『淀川消防署』が『hiroba』に掲載されました

淀川消防署
2005.4 / hiroba 淀川消防署
市民の尊い命と貴重な財産を守る消防署には災害時の即時対応と、防災機能を最大限に発揮することが求められる。当施設の計画にあたっては機動的な空間構成と、消防救助という激務に携わる人々のアメニティを重視した空間となるよう心掛けた。消防活動の規律を暗示させるシンメトリーで安定感のあるフォルムを、住宅が混在するまちなみへの威圧感を抑えるため、内部機能に応じて建物のボリュームを分割し外装材により特徴付けた。
 出動や訓練を行う動的な空間は、消防車輌や職員を引立たせる形態と色彩によりスピード感のあるシャープな表現とし、執務や休息のための静的な空間は、落ち着きと温かみのある素材を用いて、緊張が強いられる任務に冷静さをもたらすよう配慮した。
 地下空間をコンパクトにまとめ、階高差を有効利用した中2階活用や、待機室内部のユニット化などによりコスト低減をはかると同時に、良質な社会ストックとなるよう堅牢で合理的な構造計画を行い、耐久性のある素材の選択とメンテナンスや設備の更新に配慮した長寿命な建築を目指した。また、屋上・外構の緑化修景によるヒートアイランド現象の緩和、高遮熱高断熱ガラスの採用、熱負荷を考慮した室配置により省エネルギー化を行っている。
 消防活動から連想される形や色を直接的に表現するのではなく、消防署の機能や働く人々に敬意と理解を持って、その役割を最大限に引き出すことができる空間のあり方を追求している。

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高齢者向け優良賃貸住宅の課題と展望/2003.12hiroba

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2003.12hiroba

高優賃とは?
 高齢者向け優良賃貸住宅(以下高優賃)を略したもので、従来からなじみの深い特別優良賃貸住宅(特優賃)の高齢者版というイメージであるが、一般的にはまだ普及しているとは言い難いのが実情である。“介護問題”が日常的に話題となる中で、この高優賃は入居する高齢者が自立した“普通の暮らし”を続けていくための建築的、経済的な最小限のサポートを備えた賃貸住宅であり(介護施設ではなく)、段差解消や手すりの設置などいわゆるバリアフリー対応に加え、万一に備えて居室及びトイレ・浴室に24時間の緊急通報ボタンを設置し、国及び地方自治体(ベルデ石切の場合大阪府)が入居者の所得に応じた家賃補助を行う制度である。高齢者の負担が国や自治体の財政を圧迫する中、高齢者(満60才以上を対象)の生活不安に対し適切に配慮することで、本来双方の負担を低減するシステムであるが以外にその認識は低く、社会的な認知度も高いとは言えない。高優賃住宅の制度導入について、財政難に苦しむ地方自治体は、この継続的な個人に対する家賃補助がさらに経済状況の悪化をまねくのではないかと危惧されているようであるが、高齢者(特に一人暮らし)の多くが経済面よりもむしろ、緊急時の対応に不安を感じている比率が高いことを考慮すると施設への入居を選択されるよりは、むしろ社会的にも負担が少なく、時代に合った制度と思われる。高齢社会を支えるシステムはソフト・ハード両面における総合的な対コスト効果を長い目で捉えることが重要であり、大阪市など大都市において本制度が広く民間に活用されていないことは残念であり、今後の普及が望まれるところである。

高優賃の建設にあたって
 計画においては、(建設補助が得られることもあり)立地的に生活利便施設、すなわち駅、郵便局、金融機関及び医療施設、店舗などが身近にあり、同様の住宅計画が近傍にないことが条件となるが、利便性に優れ、土地代の高い場所での計画では必然的に居住面積の縮小や家賃の高負担に反映されることを考慮すると、むしろ少し離れた場所でも高機能な生活利便施設(コンビになど)が適切な距離にあればゆとりのある居住空間や充分な日照、通風、家庭菜園の確保など入居者側のニーズにあった住宅が供給可能であることも今後配慮されるべきであろう。また行政指導においては従来の共同住宅と同様に扱われているため、駐車、駐輪施設の整備や開発負担についての考え方など、制度の趣旨にあった対応が今後望まれるところであり、車椅子の入居者もいることや駅に近い場所に誘導されているにもかかわらず駐車駐輪義務が課せられるような矛盾は解消されるべきである。計画の際には家賃補助制度が満了(概ね20年程度)しても賃貸住宅として存続しうることが重要であるから単に立地性だけでなく入居者の立場を考えた総合的な快適性の確保を視野に入れた自立可能な計画とすることが望ましい。また、整備条件に係わる指数が市域統一に扱われていることなど今後の認可における柔軟できめ細かな対応も不可欠である。

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